子どもの頃に読んでもらった絵本を、自分の子どもにも読んであげたい。そんな思いで買ったのが、いわむらかずおさんの「14ひきのシリーズ」です。

たかパパ
僕自身が大好きだった絵本ですが、読んであげると子どもたちもハマりました。

繊細な線で描かれた森、秘密基地のようなねずみたちの家、ねずみの目線で見る大きな虫たち。大人になって読み返しても、ページを開くとワクワクします。

今回は、通常サイズの絵本を10冊持っているわが家が、シリーズの魅力と子どもたちのお気に入りを紹介します。

「14ひきのシリーズ」ってどんな絵本?

「14ひきのシリーズ」は、いわむらかずおさんが描く、ねずみの大家族の絵本。出版社は童心社です。

おとうさん、おかあさん、おじいさん、おばあさんと、10ぴきのきょうだい。合わせて14ひきの家族が、自然の中で暮らしています。

家族で食べ物を集めたり、お出かけをしたり、季節の行事を楽しんだり。ねずみたちの暮らしと、森の様子をじっくり眺められるシリーズです。

シリーズは全12冊

No.タイトル
114ひきのひっこし
214ひきのあさごはん
314ひきのやまいも
414ひきのさむいふゆ
514ひきのぴくにっく
614ひきのおつきみ
714ひきのせんたく
814ひきのあきまつり
914ひきのこもりうた
1014ひきのかぼちゃ
1114ひきのとんぼいけ
1214ひきのもちつき

わが家には『かぼちゃ』『もちつき』以外の10冊があります。持っているのは、ポケットえほんではなく通常サイズのものです。この記事の感想は、所有している10冊を親子で読んだ体験をもとにしています。

何歳から楽しめる?わが家は4歳と2歳から

わが家では、長男が4歳、次男が2歳の頃から読み始めました。

出版社の対象年齢の目安は3歳からですが、次男は2歳から一緒に楽しんでいました。もちろん、楽しめる時期には個人差があります。

このシリーズは、お話を聞くだけでなく、絵の中のねずみや虫を探す楽しさもあります。「何がいるかな?」とページを眺める読み方もできるので、年齢に合わせた楽しみ方ができると感じています。

親子でハマった「14ひきのシリーズ」の魅力

繊細な絵と、細部まで眺める楽しさ

僕が特に好きなのは、繊細な線と細かな描写です。

ねずみたちだけでなく、まわりの草木や虫にも目を向けたくなります。文章を読み終えた後にも、絵を見る楽しみが残っています。

一度読んだときには気づかなかったところに、次に読むと気づく。「ここにもいたんだ!」という発見があるので、何度読んでも楽しいです。

ねずみたちの家は、まるで秘密基地

ねずみたちの家には、秘密基地をのぞいているようなワクワク感があります。

家族がどこで、どんなふうに過ごしているのか。暮らしの細かな様子を見るのが楽しく、僕が子どもの頃に好きだった理由のひとつでもあります。

大人になった今も、その楽しさは変わりません。子どもに読み聞かせながら、自分も絵に見入ってしまいます。

ねずみの目線で見る森が面白い

ねずみたちから見ると、虫や植物は大きな存在です。

普段のお散歩では見慣れたものでも、この絵本の中では違った大きさや距離感で描かれます。その目線で森を見ると、いつもの自然が冒険の舞台のように感じられます。

虫を見つけたり、植物を眺めたりする楽しさがあるところも、親子で気に入っています。

子どもたちのお気に入りは、この3冊

『14ひきのあさごはん』|「これ僕だね」と笑える朝の風景

『あさごはん』では、まず朝起きる場面が子どもたちのお気に入りです。

寝坊している子や、おねしょしている子を指さして、「これ僕だね」と笑っています。ねずみたちの暮らしに自分を重ねている様子が、見ていて面白いです。

あさごはんのために食べ物を集めに出かける場面では、「トンボいる!」など、いろいろな虫を見つけて喜びます。

木いちごを集める場面も、わが家では会話が広がるところ。実際にお散歩で木いちごを見たことがあるので、「この前見つけたね」と話しながら読んでいます。

絵本の世界と、自分たちの体験がつながるのも、この本の好きなところです。

『14ひきのおつきみ』|夕方から夜に変わるワクワク感

『おつきみ』は、夕方からだんだん夜になっていく描写が印象的です。

子どもたちは、その変化に少し寂しさとワクワクを感じているように見えます。お月さまを見て「綺麗だね」と喜んでいます。

高い木の上でお月見をするのも、普段の生活ではできない体験。そんな非日常感も楽しいようです。

同じ森でも、時間が変わると雰囲気が変わる。その様子を親子で眺めるのが楽しい一冊です。

『14ひきのとんぼいけ』|「これは何?」と興味が広がる

『とんぼいけ』は、水辺の絵を眺めていると涼しさを感じる一冊です。

いろいろな種類のトンボが登場するので、子どもたちは「これは何?」と興味津々。

お話を読むのと一緒に、虫の違いに目を向けられるのも楽しいところです。トンボや水辺の生き物が好きなお子さんなら、気になる絵を見つけながら楽しめそうです。

わが家の楽しみ方は、寝る前の読み聞かせ

わが家では、いつも寝る前に絵本を読んでいます。

子どもたちがそれぞれ読みたい本を1冊ずつ選び、それを読んだ後に、パパが読んであげたい本を1冊選ぶ流れです。

たかパパ
子どもたちは、気に入った同じ本を選ぶことが多いです。それも楽しみつつ、「ほかにも面白い本があるよ」と伝えたくて、パパが選ぶ時間も作っています。

「14ひきのシリーズ」は、同じ本を繰り返し読む楽しさも、別の巻で違う季節や風景に出会う楽しさもあります。

子どものお気に入りを読みながら、大人も一緒に新しい発見を楽しめる。それが、わが家でこのシリーズを読み続けている理由です。

初めて選ぶなら、子どもの好きなものをヒントに

どの本から買おうか迷ったら、子どもの興味をヒントに選ぶのもよさそうです。

  • 身近な暮らしや食べ物に興味があるなら『あさごはん』
  • お月さまや、夜の風景が好きなら『おつきみ』
  • トンボや水辺に興味があるなら『とんぼいけ』

この3冊は、わが家の子どもたちが特に気に入っている本です。

僕が子どもの頃に大好きだった絵本を、今は自分の子どもたちと一緒に楽しんでいます。同じページを見て笑ったり、虫を見つけたり、お散歩の思い出を話したり。

そんな親子の会話も楽しめる「14ひきのシリーズ」。絵をじっくり眺める絵本を探しているご家庭に、手に取ってみてほしいシリーズです。

シリーズ構成・対象年齢の参考:童心社「14ひきのシリーズ」公式ページ